MEOは“任せる”だけでは成果が出ない、自走を見据えた運用体制へ

社名 株式会社ENEOSウイング
業種 エネルギー業界
店舗数 101〜500
事業内容 石油製品・自動車用品・保険の販売、オートリース・車検整備

全国にガソリンスタンドおよびカーメンテナンス店舗を展開する株式会社ENEOSウイング。同社では、デジタルマーケティングの内製化を進める中で、店舗集客の要となるMEO対策の見直しに着手しました。従来の運用体制に課題を感じる中で選ばれたのが、「MEO Dashboard byGMO」です。なぜGMO TECHをパートナーに迎え、内製化を進めていったのか。そして、導入によってどのような成果が見えてきたのか、経営企画本部 デジタル改革部 デジタルマーケティング特任課長の小野寺さまに、お話を伺いました。

MEOは“任せる”だけでは成果が出ない、自走を見据えた運用体制へ

株式会社ENEOSウイング 経営企画本部デジタル改革部 デジタルマーケティング特任課長 小野寺 誠次さま

株式会社ENEOSウイング 経営企画本部デジタル改革部 デジタルマーケティング特任課長 小野寺 誠次さま

MEO対策について、どのような課題を抱えていたのでしょうか?

小野寺さま: 一番の課題は、各支店が独自にMEO施策を実施しており、運用体制が統一されていなかったことです。店舗ごとに月額2〜3万円の費用をかけていましたが、施策内容が不透明で、費用対効果も実感しにくい状況でした。まずは別のベンダーとMEO対策を始めたのですが、そこからさまざまな気づきがありました。

MEO対策を重視された背景を教えてください。

小野寺さま:当社はガソリンスタンドやカーメンテナンスなど、実店舗を全国展開している企業です。そのため、Googleビジネスプロフィール上での情報発信やレビュー管理といったMEO対策は、集客における重要な接点になります。特にGoogleマップ上の評価や口コミは、ユーザーの店舗選びに大きく影響する要素だと考えています。

当初のMEO運用を通じて、感じられた課題や気づきがあれば教えてください。

小野寺さま:運用を進める中で、「このまま外注に任せきりでは成果につながりにくい」と感じるようになりました。MEOで成果を出すには、我々自身が一定のリテラシーを持ち、施策に主体的に関わっていく必要があると、運用を通じて実感するようになったんです。

また、そうした姿勢を育てていくためには、直接顔を合わせて情報交換や意見交換ができるような、信頼関係に基づく確かなパートナーシップが欠かせないと考えるようになりました。こうした観点から、当時のベンダーさんを見直すと、やり取りは月1回のオンラインミーティングのみだったため、「少し物足りないな」と感じるようになったんです。

そこから、管理ツールを導入して内製化に舵を切られた背景はどこにありますか?

小野寺さま:運用を内製化すべきと判断したのは、「これなら自分たちで運用できる」と確信できる、管理ツールに出会ったことです。MEO業務でやるべきことって、実はある程度決まっています。口コミの返信、写真や営業時間など基本情報の更新など、比較的シンプルな作業が中心です。それに対して、高額な費用を払い続ける点に疑問を抱いていました。このとき、複数店舗の情報を一括で管理できるツールの存在を知り、自社での運用が現実的に可能だと感じ、内製化に舵を切りました。

成果の“見える化”と学びの場、伴走支援で広がるMEO成果

MEO対策の内製化に向けて、どのようなパートナー像をイメージされていましたか?

小野寺さま:単に施策を「代行してもらう」関係性ではなく、管理ツールやノウハウを通じて、我々自身のリテラシー向上を支援してくれる、いわば“伴走型”のパートナーを求めていました。MEOは継続的な運用が大切ですし、自社で主体的に動ける体制を整えたいという思いがあったんです。

その中で、GMO TECHの「MEO Dashboard byGMO」を選ばれた理由を教えてください。

小野寺さま:当初利用していたベンダーでも、MEOを一括管理できるツールを提供してもらっていました。ただ、契約更新のタイミングで「本当に今のやり方がベストなのか」と見直すことになり、その過程で出会ったのがGMO TECHさんの「MEO Dashboard byGMO」だったんです。

一括管理という仕組み自体は変わりませんでしたが、当時リリースされていたAIによる口コミ返信や投稿作成、順位計測なども「これから活用できそうだ」と感じましたし、同様の機能を備えながら、コスト面でより合理的だった点も大きな決め手になりました。

クチコミAI機能のDashboard画面

感情分析評価・口コミ評価点・コメント有無の条件ごとに返信内容をあらかじめ設定しておくことで、口コミに自動返信可能!

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導入後、何か成果として感じられた変化はありましたか?

小野寺さま:導入後は、表示回数は明らかに伸びてきています。とはいえ、これまでずっとMEOに取り組んできた成果による、自然増の部分もあるとは思いますので、以前のベンダーさんとの定量的な比較はまだ十分にできていません。

ただ、昨年の冬頃からMEO経由のコンバージョンをきちんと計測できる環境を社内で整えたので、コンバージョン数という観点でも、これからが楽しみなフェーズに入ってきたなという実感があります。

GMO TECHのサポート体制や関わり方はいかがですか?

小野寺さま:形式ばらず、自然体で相談しやすいパートナー関係が築けています。月に1回、リモートでの定例ミーティングを実施しているほか、必要に応じて勉強会の開催にも柔軟に対応していただいています。四半期に一度くらいは、オフラインで顔を合わせる機会もあり、良い距離感で連携できていると感じています。

勉強会ではどのような情報共有が行われているのでしょうか?

小野寺さま:MEOの実務的な内容だけでなく、SEOやGoogleの検索トレンド、最近ではAI Overviews(AIO)などの最新情報も含めて共有いただいています。私たちのような実店舗を中心とした企業にとっては、自社だけではなかなか得られない情報ばかりで、非常に助かっています。

信頼から生まれるGMO TECHとの連携で、自律型マーケティング組織へ

今後の御社のデジタルマーケティング戦略についてもお聞かせください。

小野寺さま:「自分たちでできることは自分たちでやる」という方針は、今後も変わりません。MEOをはじめ、広告やSEOも含めたWeb施策の内製化をある程度進めてきた今、次のステップとしては、その成果を経営層にしっかり伝えていくことが重要だと考えています。

我々は小売業ですので、「いくら儲かったのか」という部分に施策が結びつかないと意味がありません。MEOや広告の取り組みが実際の売上や利益にどうつながっているのか、そこをしっかり“見える化”していきたいですね。

その中で、GMO TECHに今後期待することはありますか?

小野寺さま:もしアドバイスや支援のプログラムがあるのであれば、どんどんご提案いただけるとうれしいです。御社は非常に幅広い領域で実績をお持ちなので、我々が気づけていないような切り口を、これからも提案いただけたらと思います。

特にSEOについては、正直我々だけでは難しい部分もあり、引き続き外部の専門家としてのサポートを期待しています。

GMO TECHのツールを、どのような企業におすすめしたいですか?

小野寺さま:外部にMEO業務を委託している企業こそ、一度話を聞いてみることをおすすめします。

正直、MEOやWebマーケティングについて何もわからないまま、運用代行会社に丸投げしている企業さんって、まだまだ多いと思うんです。我々自身も、かつては費用対効果の見えにくい支援を受けていたことに、最近になってようやく気づきました。

すでに外部に委託している企業こそ、きちんと検討してみると「自分たちでもできるんだ」という気づきが得られるかもしれません。実際にツールを活用すれば、より納得感のある運用ができるようになると思っています。

小野寺さまにとって、GMO TECHはどのような存在でしょうか?

小野寺さま:GMO TECHさんは、私にとって「パートナー」です。ツールの提供者という立場にとどまらず、こちらの状況に寄り添いながら、どこまで信頼関係を築けるかが何よりも大切だと考えています。

もちろん、ビジネスとしての関係性は前提にありますが、その枠を越えて、我々のことをきちんと理解し、共に伴走してくれる存在として、GMO TECHさんは非常に心強いパートナーだと感じています。

本日はMEO運用の内製化に向けたリアルなお取り組みについて、貴重なお聞かせいただきありがとうございました。“任せきり”ではなく、“共に育てていく”という視点がとても印象的でした。
これからも、パートナーとして頼っていただけるよう、誠実にサポートを続けてまいります。

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